人は昇進を続けて無能になる
自分が持ち合わせたスキルが仕事とマッチしているとき、人はその仕事で優秀さを発揮します。
しかし、現場で求められるスキルと、チームを率いるときに求められるスキルは異なります。
また、組織の規模や所属メンバーの特性によっても必要なスキルは異なってきます。

昇進させた部下が期待を下回るとき、要求されるスキルを持ち合わせていない場合があります。

名選手、名監督にあらず
自分の何が優秀なのかを、才能のがある人ほどわかっていません。
誰でも同じことはできると思ってしまうため、育成ではないただの指摘に終止してしまいがちです。

ダメな点を指摘されても、どうすれば良いのかわからない人にはわからないため、指示が空回りするケースが見受けられます。

昇進すればするほど孤独に
昇進すればするほど、同じ階層の同僚は減っていきます。
その同僚も、本来は同じ大きな目標に向かっているはずなのに、お互いをライバル視して協力しあわなくもなりがちです。
また、優秀だった人ほどプライドも高く、素直に相談できない面もあります。

そのとき、上司が昇進させた部下にとっての名監督になれているのかも、実は重要なポイントになります。

楽天グループ株式会社で19年間、楽天市場の開発・運用、組織マネジメントに携わる。
ベンチャーから大企業に至る過程で、現場エンジニアから店舗系システム開発部長までを歴任。
システム開発そのものや大規模システムの運用、エンジニアリーダーとしてエンジニアの統括や150名を越える組織マネジメントを経験。

独立後はビジネスコーチとしてIT企業の経営層・管理職をサポートする傍ら、小中学生向けにコーチングの体験講座なども行っている。

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事業と開発の間に入ってお互いの意見をまとめたり、店舗さまにご意見を伺いに行ったりと、サービス開発を円滑にするためのコミュニケーションも取ってきました。
開発組織や開発組織を持つ経営者が抱えがちな悩みや課題を数多く経験しているからこそ、IT企業の悩みに理解と共感ができ、行動できる課題への落とし込みを共に探求することができます。